[雑記] 2022年 当ブログ的 ゆくモバイルくるモバイル

 今年も、なんだかわかりませんが、珍しく年内に書く気分になったので、つらつらと。


<買ったモバイル機器> 


Unihertz Titan Slim


2020年=初代Titan、2021年=Titan Pocketときて、3年連続のTitanシリーズです。
まあ、正直なところいわゆるBlackBerry KEYシリーズタイプのデバイスにはあまり惹かれるものがなく、見送ってもいいかなと思ったくらいなのですが(Pocketもそうでしたがw)、Unihertzにお布施してニーズがある、という状態をキープしないとQWERTYデバイスが死滅してしまうので(プラネットなんとかはベンダーとして論外なのでカウントしていない)、クラウドファンディングにて出資・入手したものです。

そんな経緯なので、試しはするがあまり使わないだろうと思っていました。結果として現在はSurfaceDuo初代とTitanPocketの2台体制にはなっていますが、使ってみた感じとしては、

  • このフォームファクター(縦長画面の下にキーボード)は思ったより打ちにくくない
  • Titan Pocketに近い横幅のサイズ感が意外と持ちやすい
  • カメラ性能も最高ではないが悪くない

といった具合で、全然メインデバイスとしても行けると思います。

ただ、中の人がQWERTYデバイスに求めるのは、去年の引用ですが、「スリムで軽くてほどよく小さい、元祖BlackBerry Passportのフォームファクターをそのまま再現してくれる端末」なんですよねぇ。

なんかPunktさんが怪しげなPassportタイプデバイスのプロトタイプ?を出してきてますが、メイン使用を想定したデバイスかどうかもわからないので、まだ様子見という感じでしょうかね。BBマニア界隈でもあまり話題に上がっていないようですし。

Exclusive: Punkt MC01 Legend is the post-BlackBerry QWERTY phone your thumbs deserve



Microsoft Surface Duo(初代)


Titan Slimもいいデバイスで、それで打ち止めでも良かったはずなんですが、なんか刺激が足りない・・・と思っていたところに、9月になって突如、Surface Duo2の在庫処分セール(最大6万円くらいの割引セール)が始まり、高すぎて買えないわ!と思っていたデバイスが買えるかもしれないレンジに下りてきたんですね。

ただ、それでも10万円オーバーだったし、迷いに迷いまくってオーダーしようと思ったときにはもう手遅れで(セール期間が終わってしまった)、やり場のない物欲の拳を振り下ろす先がなく、途方に暮れました。

そんなとき、日本では発売されなかったSurface Duoの初代が米Amazonでまだ結構売られているのを発見。

もちろん、2と比較してスペックが落ちるのは当たり前なんですが、一方で、2の最大の問題とされている「出っ張ったカメラのせいで画面を外側に畳んだときにピッタリと畳めない」がなく、スペックも1世代前のハイエンドモデルですからそこまで酷くもなく、かつ価格は300ドルちょっと(円安のおかげで当時は5〜6万円になりましたけど・・・)と2のセール価格と比べても半額程度とお安い。それならと、初代を買ってみたというわけです。

[今更誰得] Surface Duo(初代)を米Amazon.comで購入 #SurfaceDuo

まあ、2画面だから何なのよ?と言われるとそれまでで、正直2画面同時に使えていやー便利、生産性爆上げ!っていう場面があるかというと、そんなにはないですw

ただ、Duoは2画面端末でもありますが、見方を変えるとクラムシェル端末とも言えます。

使わないときにパタッとたためる、使うときは文庫本を開くようにパカッと開ける、というムーブが、なんともいえず楽しく感じます。なんで?と言われてもなかなか答えにくいのですがw


ドン・キホーテ NANOTE NEXT


上で書いたSurface Duo2をセールで買いそびれたときに、物欲の拳の下ろしどころを見失ってしまったので、気の迷いで買ってしまったUMPCです。

[今更誰得?] ドンキホーテUMPCのNANOTE NEXTを購入しました

価格も3万円代前半と安く、事前情報でスペックも低めでモサモサ気味というのはわかりきって買ったので、落胆とかは別になく、期待してなかった割にはまあ面白いおもちゃだなあという感触です。

レトロPC系のエミュレータを入れて携帯ゲームデバイスみたいに使うのも面白いかなと思ったりしていて、今度試してみたいなと思ってます。


ASUS Chromebook Detachable CZ1


ペンデバイス内臓のChromebookが3万円切っていたので、どうかなと思って買ってみたデバイスです。

[Chromebook] ASUS Chromebook Detachable CZ1が30,000円を切っていたので買ってみた #chromebook
https://mobileff.blogspot.com/2022/04/chromebook-asus-chromebook-detachable.html

Surfaceタイプのキーボード付きでペン内蔵でタッチ対応で面白い使い方ができるのかなと期待しましたが、肝心のペンデバイスがiPadのLogicool Crayonとかと比較しちゃうと正直おもちゃレベルなので、使う気にならずでそのまま死蔵されてます。Chromebookは数年前にプライムデーで買ったC302が当たりで、それ以降はコスパ含めたいいデバイスに遭遇してないなというのが正直なところです。



番外:MSXやらポケコンやらレトロPCやら


去年はポケコン、今年はそれに加えMSXやレトロPCに時間を割いた年でした。

まず、MSXに関して、中の人を狂わせたw のはTINY野郎さんことTINY兄貴がYouTubeにアップしたヤマハMSX+SFG-01(+MIDI)の一連の演奏動画なわけですが、その結果、

CX5F
YIS503II
CX7M/128

と3台のヤマハMSXを入手することに。

mobileFF's blog: [今更誰得] ヤマハのMSX CX5Fを入手 #MSX

mobileFF's blog: [今更誰得] YAMAHA MSX2 CX7M/128を入手しました #YAMAHA #MSX
https://mobileff.blogspot.com/2022/03/yamaha-msx2-cx7m128-yamaha-msx.html

今だとオークションでも結構な値が付きますが、間違いなくTINY兄貴の動画が価値を上げている要因だと思っておりますww

YIS503IIに至っては、マジでTINY兄貴のデモ動画を見るために入手したと言っても過言ではないです。YIS503IIはMSX1なのにVDPがなぜかMSX2相当なので、MSX1なのにMSX2みたいな画面が作れてしまう、というのを実証した動画をTINY兄貴が上げてくれているわけなんですよ。


YIS503II(MSX)+SFG-01 Demonstration


そんなこんなでMIDI音源やらヤマハSFG-01/05やらで至福の音色を楽しんだのが上半期あたり。


[今更誰得] ヤマハMSX+MegaFlashROMを使ってTINY野郎さんのSFG-01+MIDI音源用演奏プログラムを楽しむ #YAMAHA #MSX #MegaFlashROM

いや、しかしポケコンのことも忘れちゃいない!とばかりに、ポケコンでFM音源を演奏させるべく、YMF825、YM2151、YM2403などの音源IC・モジュールを入手し、YMF825はどうにかPB-1000から「ドレミファソ」を鳴らすところまではいけました。

[今更誰得] PB-1000でYMF825 Boardを制御する #カシオ #ポケコン

ただYM2151、YM2403は直接制御にはハードルが高く、いったん、Arduinoのシールドを作り演奏するところまででペンディングになりました。


YM2151とYM2413のArduino用シールドを作ってみた話 #Arduino #YM2151 #YM2413 #YAMAHA


気がつけばArduino UNOのボードが数枚転がっている状態ですw
というのが夏あたり。

秋からは何を思ったかレトロPC(J-3100 Dynabookを中心に)やらZIPドライブやらを入手し、FDDが壊れたDynabookにFDからのインストールをするためにGOTEKまで取り付けたり(ついでにEPSON PC CLUBも2ドライブGOTEKに改造w)と、いったい何のために?と自分でもよくわからなくなることをやっているうちに年が暮れました。

[今更誰得] GoTEKを使ってFDDが故障したDynabookEZ486PのHDDに日英MS-DOS5.0をインストールしてZIPドライブを認識させるまでの話

[今更誰得] GOTEKを2基使って、EPSON "PC CLUB"(PC-286C)のFDDを仮想化してみた


自分でも、今年はなんだかいろいろ濃かったなと思います。MSXの件なんてもう去年のことかと思ったら今年だったんですねぇ、と思うくらい。



<契約・解約・プラン変更した回線>


・新規契約なし
・楽天モバイルMNO(0円~)を解約

のため、現在維持している回線は

・IIJmio(1,600円~)
・mineo(700円)
・DMM Mobile(1,689円)
・hi-ho WiMAX2+(2,968円)

の4つとなりました。mineoもしぶとく維持してますが、余った端末に挿しておくといざというときに楽なので、なんだかんだあれば便利かなと。楽天モバイルは無料プラン終わりのタイミングで解約しました。

なんだかんだ、今年も楽天モバイルの話題にならなさが引き続き心配ではあります。
今年唯一の話題は無料プラン廃止、であと聞こえてくるのはショップがどんどん閉店して、郵便局の一画を間借りした仮設ショップに切り替えてるとか、景気の悪そうな話ばかりで・・・

<所感>

2021はTitan Pocket安定運用でQWERTY端末としては平穏に過ごせ、2022もTitan Slimという佳作デバイスが出てきて、本当にUnihertz様々というか、Titanが出る前までのQWERTYに対するお先真っ暗感が本当に暗黒だったなあと改めて思わされますね。

今年は気の向くままに2画面端末とかMSXとかレトロPCとか音源ICとか、とにかく好き勝手できた年だなと思います。来年は少しそのあたりを整理したり、深彫りしたりできていけたらいいなあと思っています。

ブログサイトとしては引き続き、取れ高ほぼ0の今更誰得エントリだけが増産される状態が続くと思いますが、来年もよろしければお付き合いいただければと思います。

それではみなさまにおかれましては、どうぞよいお年をお迎えください。

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