[Chromebook] ASUS Chromebook Detachable CZ1が30,000円を切っていたので買ってみた #chromebook

 AmazonでASUSの2in1タイプのChromebookが安くなっていたので買ってみました。



中の人が買ったときの価格(4/29現在)は29,500円です。


Chromebook自体は、2〜3年前に買ったことがありましたが、そのとき買ったものはペンデバイスがなく、キーボードが着脱できない通常のノート型でした。

今回のモデルは収納式のペンが付属してキーボードも着脱可能な2in1、サイズも10インチと持ち運びもしやすそう、ということで、どんなものかと手を出してしまいました。


でも・・・よく考えると中の人はこれとほとんど似た感じのデバイスをすでに持っていたんですよね。


mobileFF's blog: [iPad] 無印iPad(第6世代)にキーボード(iK1053BK)をつけてみるhttps://mobileff.blogspot.com/2019/07/ipad-ipad6ik1053bk.html


記事に書いたか忘れましたが、上記のiPad+iK1053BKには、さらにあとでLogicoolのペンデバイス(Crayon)も追加購入していましたので、まさに、今回のCZ1とほとんど同じ構成です。

ということで、この2者を比較しながら、CZ1の特徴を炙り出せればと思います。


フットプリント

CZ1もiPad6thもディスプレイのサイズはおよそ10インチ(CZ1=10.1、iPad6th=9.7)なので、その点ではサイズ感が非常に近いです。持ち運びなどを考えた場合は、短時間の持ち運びであればほとんど差はないと思います。

長時間利用などでACアダプタが必要な場合は、少しですがCZ1のアダプタのほうが大きいのでかさばるかもしれませんが、気になるほどではないようにも思います。CZ1のアダプタはコンセントプラグ直結ではなく、割と頑丈目な電源ケーブルが付属してきます。


キーボード

キーボードについては、CZ1はまだ購入したばかりで、指がまだ慣れていないということはあり、現時点では比較は難しいところもありますが、iPadというかiK1053BKのキーボードは英語配列なのだけが惜しまれますが、その見た目よりも遥かに打ち易さのレベルも質感も高いです。

CZ1はMicrosoft Surfaceが打ち出したタイプのキーボードを○クリオマージュしたものになっているのですが、このタイプのキーボードに共通なのが、キーボードが傾斜して角度がついているのはよいのですが、キーボードの下に空間があり、タイプ時に少したわみがでてしまい、それが微妙にタイピングの感覚にも影響しているように思われます。ただ、気になるほどかといえば、個人差の範疇かなという気もします。


ペン

CZ1のペンは本体内蔵式で、細くて軽いです。Apple Pencilやその互換デバイス(中の人はLogicool Crayon)だと、価格が結構しますので、CZ1は標準で付属していることのお得感は割と強いです。

書き味は、決して値段なりとかではなく、結構いい感じに描けるんじゃないかと思います。

試し書きしたのが↓です。字が下手で絵ゴゴロもないので、そういう観点のレビューはほかを当たっていただければと思います。


中の人は絵描き職人とかではないので、書き味に関して詳細な比較まではできないのですが、普通に使う分には困らなさそうな気がします。使い込んでいないので、長時間使い続けたらどうかとか、そのへんもまだ未知数ではありますのであくまでファーストインプレッションです。

一方のiPadのペン(Logicool Crayon)ですが、これも書き味、使い勝手の面ではかなりレベルが高いです。CZ1のペンと比較するとやはり気持ち書きやすさでは軍配が上がるのかなと思います。


本体性能

本体性能のキビキビ度合いは、これはなんといってもiPadの安定感とスムースさが圧倒的です。CZ1もモッサリというほどではないのですが、ときどきプチフリっぽいタイミングがあったりして、多少の妥協は必要な感じがします。

同じChromebookでも中の人が以前に買ったC302あたりは、CPUもCore m3で、そういうタイミングはまずないのですが、CZ1はMediaTek Kompanio 500です。ベンチマークサイトとかで見ると、懐かしのCore2Duoの上位モデルと同じくらいのスコアですから、差があって当たり前なんですが。


画面解像度

これは、単に数字の比較になってしまいますが、

iPad(6th)  2048 x 1536(264ppi)

CZ1 1920 x 1200 (224ppi)

と、スペック上はiPadに軍配が上がります。とはいえ、ピクセル数がそれほど極端に違うわけではないですし、CZ1のディスプレイも写りはきれいですし、ドット感を感じることもなく、不満を感じるようなことはないと思います。

安めChromebookだと14インチで1366 x 768(112ppi)とかいう、それ、なんのための14インチ液晶なんですかね?と言いたくなるプアな機種もあるので、それに比べたらCZ1のディスプレイは解像度も遥かにまともです。


オンラインミーティング関連のアプリ

今回のCZ1はもともと文教モデル(学校で使うことを想定したモデル)らしいので、リモート授業などを想定した、オンラインミーティングアプリなどの対応度もちょっとだけ気になるところです。

Chromebook、iPadで共通に使えるオンラインミーティングアプリというとZoomあたりになるのでしょうか。ということで、Zoomの使い勝手の比較です。

iPadはApp Storeに専用のZoomアプリがあり、バーチャル背景や画面への書込みなど、PC版にかなり近い感じで使えるようです。難点は、スピーカーの音声を完全にOFFにできないことです。メインとサブで2台使ってミーティングをしたいときなど、サブのiPadの音声が完全にOFFにできないと、ハウリングの原因になります。

一方、CZ1はChromebookなので、Androidアプリがそのまま使える、つまりAndroid版のZoomもそのまま使える、という気でいたのですが、なんとChromebookではAndroidネイティブのZoomアプリはインストールできません。

そこで、ということでWebブラウザ版のものを使いますが、正直、こちらは見るだけの人には良いのですが、画面共有に書き込みする機能が元々Webブラウザ版になくて、進行役の方からすると、少々もどかしい感じを受けるかもしれないですね。


まとめ

今回のCZ1はもともと文教モデル(学校で使うことを想定したモデル)らしいので、スペックはそもそもあまり高いものではなく、どちらかというと堅牢さを売りにしているところもありますから、性能面に過度な期待をしてはいけないのかもしれません。

Chromebookとしては普通に動き、携帯性もよいです。ペンを使う用途が多い人には、セール期間の価格であればコスパも良さげでありじゃないかな、と。

あと、やっぱりなんだかんだタブレット系はiPadがリファレンスモデルになっているというか、iPadの価格帯を超えないものは、やっぱりiPadの性能を超えられないのかなあ・・・と、ふと思ったりもしました。

中の人は書き用途中心ですが、しばらく使ってみようと思っています。


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