[今更誰得] RGB→HDMI変換アダプタを使ってMSXの映像をキレイにする #MSX



CX7M/128を入手しまして、何が一番変わったかというと、MegaFlashROMから起動したときに、MultiMenteというFD/FILMTNライクなファイラーが起動することです。

MultiMenteはMSX2用のアプリケーションなので、MSX1だと起動しないのですが、単なるファイラーとしてだけでなく、ROMファイルを選択すればFlashROMへ焼いてくれたり、DSKファイルを選択すれば仮想FDとして使うための設定ファイルを作ってくれたりとかなり便利です。

便利、なのですが・・・。
このアプリは80桁(横512ドット)のモードで動作するのですが、手持ちのコンポジットビデオでつなげるディスプレイだと、文字が潰れてしまってほとんど視認できないのが悩みでした。

たとえばこんな具合に。


これ、写真だとそこまで読めないこともないように見えるかもしれません。カメラで瞬間を切り取ればそうなのかもしれませんが、実際に動いている状態だともっとひどい感じです。

で、どうにかならないものかと思っていろいろ調べてみると、MSX等のRGB信号をHDMIに変換してくれるアダプターがあることがわかりました。

こちらです。
 
3Aカンパニー RGB21ピン-HDMI変換アダプタ レトロコンバーターHD SFC/PS/SS対応 3A-XRGB-HD ブラック

さらに、RGB信号をこのアダプターに入力させるためにはいわゆるMSX用のRGBケーブルも必要です。今時、そんなものを手に入れるのも難しいかと思ったのですが、Amazonにこれまたありまして。













早速、届いて試してみたところ・・・



もう、全然キレイさが違います。というか、正直リアルタイムの当時でもRGB接続でMSXを使ったことなんてなかったような気がしますので、実機としては中の人史上一番キレイなMSX画面なんじゃないかと。

あまり、あからさまにこういうのをおすすめすることって弊ブログではあまりないような気もするのですが(何せ、マイナーな物とか、今更誰得な物ばかりご紹介しているので)、これは、本当に良い物なので、MSX2以降の実機をお持ちの方は是非試してみて欲しいです。

※ただし、MSX1の方はご注意ください。MSX1は規格上RGB出力は標準ではなかったので(MSX2/2+でもピンアサインまでは規定がないそうですが)、そもそもRGB端子がないとか、あってもピンアサインがMSX2以降のそれと違う、などがありえますので、慎重に・・・。

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