[今更誰得] ヤマハのMSX CX5Fを入手 #MSX

2022年の弊ブログ、ついにモバイルですらない今更誰得領域に突入してしまいましたww
ブログ名変えたほうが良いかもしれないww

さて、タイトルの通りで、去年の12月、ヤフオクでちょっとした気の迷いがあり、ヤマハのMSX(CX5F)を落札してしまいました。



今思うと、吸い寄せられたというのか、縁があったというのか、数名が入札し合っている中にダメ元で終了直前に入札したら何故かその1入札でそのまま落札できてしまったという感じでした。

正直申し上げると、MSX/PC-6001のスーパーハカーであるTINY野郎さんのYouTubeチャンネルで、ヤマハのMSX用の独自FM音源/MIDIユニットであるSFG-01を使った演奏を聴いて「え?こんなスゴい演奏できるの?っていうかSFG-01の存在自体知らんかったし・・・(たぶん、当時MSXをリアルタイムで使っていたころは認識していたかもしれませんが、現在に至るまでに完全に忘却していた)」
というのが、きっかけではあります。

このジャンルに全く詳しくないのでよく分からないのですが、実は、SFG-01ってMSX初期にリリースされた製品にも関わらず、後にリリースされたMSX-MUSIC(FMPAC)よりも高性能(当時のアーケード筐体とか用のと同じくらいの性能とか)だったらしいんですね。さすがヤマハw

どんなクオリティの演奏かを体感したい方は是非TINY野郎さんの動画を!



なので、ヤマハのMSXがかなり気になっていたのは事実なんですね。

あと、CX5Fの紹介記事はAKIBA PC Hotline!さんにもありますのでご参考までに。

ミュージックキーボードと繋がる異色のMSX「ヤマハ CX5F」 - AKIBA PC Hotline! https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrohard/1201809.html 

しかしながら、落札したCX5Fはかなりのないない尽くしでして、

①映像、音声ケーブルが付属していない


MSXが全盛の時代に活躍したいわゆるRF端子は既にアナログテレビが身の回りにないから現在となってはどうでもいいわけですが、いわゆるビデオ端子と言われる、RCAケーブルで映像、音声を出力するためのジャックが搭載されておりません。ヤマハのYIS503/CX5Fは5ピンの専用のDINコネクタが必要となりますのでこれから入手される方は要注意です。

②CMTケーブルがない


データレコーダへのプログラムの保存、読み込みには必須なのですが、これも落札品には最初から付属していませんでした。CMT端子自体は映像・音声と違って標準的な配列の端子なので、汎用品が普通に使えます。オークションや通販で探しても手には入りますが、意外に2,000円以上の値がついていたりするので、出来る人は作ってしまった方が良いかも。

③メモリが32KBしかない


BASICでプログラミングして遊ぶだけならば、32KBで何の問題もないのですが、MSX-DOSを稼働させたり、BASICをちょっと超えたレベルのアプリなどを使う場合には、64KBのメモリが欲しいところです。

④カートリッジスロットが1つしかない


MSXといえばカートリッジスロットでゲームはもちろん様々な機能拡張ができるわけですが、ヤマハのこのシリーズは標準のROMカートリッジスロット(50ピン)が1基しかありません。標準でないカートリッジスロットも含めれば、ヤマハ独自のサイドスロット(60ピン)、用途不明のリアスロット(実はカートリッジスロットのオスメスが逆になっているだけなのですが)がある3スロット構成なのですが・・・。

⑤キーボードの効きがいまいち


最初、落札して動作確認した際は、押しても効かないキーが沢山あって、あー、やっちゃったなー、キーボードの修理とかまではできないしこれはダメだなーと思っていたのですが、ダメ元で強めにグイッと押し込んだら何とか認識はしてくれました。さらに、いくつかのキーは何度もタイプしているうちに、少し認識が良くなってきたような気もしています。どういう理屈なんでしょうか・・・よく分かりませんが、まあこの件は少し様子を見ようかなと考えています。

と書くと、SFG-01のFM音源以外は地雷ではないか?とすら思えそうなシリーズの機種ですが、オークション等では意外と良い値段がついて取引されています。おそらく、ヤマハブランドとSFG-01のバリューなんだろうとは思うのですが、たぶん、中の人がそう思ったようにTINY野郎さんの演奏デモ動画がかなりSFG-01およびヤマハMSXの価値を上げてるんじゃないかと勝手に推測していますw

「ないない」の対応についていえば、今はネット上に情報が多く出ていて、とても良い時代です。
 
上記でいえば①②④は自作も可能ですし、③は有志の同人ハードで入手できる物がいくらもありますので、実は「ないない」はちょっとの出費と時間があれば、ほぼカバーできてしまったりします。

そのあたりは別記事でおいおい取り上げていきたいと思います。

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