[今更誰得] FP-40で印刷機能付きのゲームプログラムを実行してみた #カシオ #ポケコン

以前のエントリでFP-40もUSB電源化した話題を取り上げましたが、

mobileFF's blog: [今更誰得] カシオポケコン用プリンタFP-40を外部電源化する https://mobileff.blogspot.com/2020/08/fp-40.html


ぶっちゃけた話、インターフェースがSB-44(FX-603/840/860/870/890系用)しかないので、プログラムリストの印刷なんてそんなにするか?と言われれば、正直RS232CでPCに転送すればそっちでいくらでも印刷できるわけで、わざわざFP-40使うニーズってないわけですよ。

PB-100系にしても、これまた以前のエントリでテープにSAVEした音声データをPCでプログラムリストとしてデコードできてしまうので、

mobileFF's blog: [今更誰得] カシオPB-100のプログラムをPCとやり取りしてマルチプラットフォーム環境を実現する(その1)
https://mobileff.blogspot.com/2020/08/pb-100pc.html

PB-100系も専用プリンタを使ってのプログラムリストの印刷ニーズは実は不要だったりして・・・FP-12も以前のエントリで頑張ってUSB電源化しましたが、これも、そのことに気づくまでの話というかなんというか・・・w

mobileFF's blog: [今更誰得] カシオポケコンPB-100用のプリンタFP-12をUSB-AC駆動に魔改造する!
https://mobileff.blogspot.com/2020/07/pb-100fp-12usb-ac.html


で、うーんFP-40も動作は確認できたし、いったん仕舞うかなぁ・・・と思っていたところ、切り抜き保存していたポケコンジャーナルに、画面をプリントできるゲームプログラムが掲載されているのを発見w

さっそく記事をOCRして転送、動作させてみたのが↓のツイートというわけです。
(そしてなんとこのツイートにカシオ公式アカウントさんがいいね!するという驚きの事態に中の人は一人でざわついてましたw)



 こちらのプログラムは、ポケコンジャーナル 1990年5号掲載の「カルチャー・ショック野球拳」(作・伊集院大門氏、FX-870P/VX-3/4+RP-33用)になります(30年前!)ちなみにオールBASIC(という用語もだいぶ時代がかってますが)のため、互換性のある上位機種FX-890Pでも動きます。グラフィックデータの作成や表示にかなり時間がかかるので、中の人はFX-890Pで動作させました。VX-4とFX-890Pで動作速度を比較すると、さすがFX-890Pは16bitCPUだぜ!っていう感動に浸れます(それでも結構遅いんですがw)。

野球拳・・・そう、令和の現在となっては死語 of 死語のような気もいたしますが、昭和~平成のパソコン・ポケコン界隈のゲームソフトとしては一定の地位を得ていたジャンルではあります。

当時ポケコンをいじくっていた世代といえばきっと当時はいたいけな青少年と思われますので、この手のゲームをわくわくしてプレイしたものと想像されますが、そのようないたいけな青少年がこのようなゲームの画面をプリントアウトしてわざわざエビデンスを自分の部屋に残しておくものだろうか・・・という若干の疑問はありますw

ちなみに、私がこのプログラムに興味を持ったのは、FP-40ってそもそもキャラクタープリンタなのに、グラフィックスが印刷できるのか・・・という点でした。

実際のところ、プログラムではキャラクター印刷(文字データをDEFCHRで定義して疑似的にグラフィックスを実現)しかしていなさそうなので、ユーザー定義文字もFP-40では印刷できちゃうということのようですね。すごい。知らんかった。

↑(追記)マニュアルを見るとどうもドットイメージもそれなりに自由に印刷できてしまうらしいです。さらにすごい。FP-40すごい。

ちなみに中の人は一部のリストを書き換えてあります。いえ、別にインチキしたかったのではなく、ゲームオーバー後のリスタートでグラフィックデータの読み込みをまたやるのがしんどかったので、そこを変えたりとか、グラフィックデータの読み込みにパーセンテージを途中で追加で表示したりとか、そんなくだらない修正ですw

【変更箇所】


181 IF DN=152 THEN 183 'LOOP3
182 IF (DN MOD 10)=0 THEN PRINT INT(DN/152*100);"%";:GOTO 150 ELSE 150
230 IF CL1=0 THEN PRINT "ハイ, オシマイ! ";"マタ ドーゾ":FOR I=0 TO 1000:NEXT:GOTO 183
        

※印刷イメージの表示には、PBロッキーさん(https://blog.pb-100.ga/)作の"hamura.css"(https://github.com/PB-100/hamura.css)を利用させていただいています。


え?続きのゲーム画面は無いのか?まあ、弊ブログはそういうサイトじゃないので・・・ご了承ください。というか、このプログラムで遊びたい方は国会図書館かオークションサイトへGO!w

まあ、仕方ないので・・・1枚だけ追加画像を載せますねw

最初とほぼ一緒じゃねえか!などの苦情は受け付けません

実機の画面はこちらで。


現場からは以上です。


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