[今更誰得] ヤマハのMSX YIS503/CX5F用の映像・音声ケーブルを自作する #MSX

昨年12月にヤマハのCX5Fを入手したのですが、この機種(YIS503やVictorのHC-6なども同じ)は映像・音声ケーブルが独自仕様なので、専用のケーブルを持っていないと画面を映すことすらままなりません。

mobileFF's blog: [今更誰得] ヤマハのMSX CX5Fを入手 #MSX https://mobileff.blogspot.com/2022/01/msx-cx5f-msx.html   

このケーブルだけを入手するのはさすがにオークションなどでもかなり難しいので、どうしたものかと思っておりましたが、ネットを徘徊するとケーブルを自作している方の記事がいくつもヒットしましたので、これらを参考に中の人も作ってみました。

参考サイト

YAMAHA CX5/CX5F/CX5M/YIS 503用モニター・ケーブルの作成 | KEI SAKAKI's PAGE.
https://kei-sakaki.jp/2017/04/06/make-monitor-cable-for-yamaha-msx-cx5-cx5f-cx5m-yis-503/

Victor HC-6 の MONITOR ケーブルの自作
http://www.kiwi-us.com/~ohta/msx/hc-6c.htm

まあ、中の人のつたない説明より上記サイトを見た方が早いでしょうww

材料

  • 5ピンDINコネクタ
  • 黄色・赤・白のRCAケーブル(黄色・白だけでもOK)

作り方


①RCAケーブルを切断します。

RCAプラグが両方についていると思いますが片方はDINコネクタに繋ぐので切り落としてしまいます。中の人が入手したRCAケーブルは被覆を剥くと映像は黄色、音声は赤か白のコードとGNDの黒のコードが出てきましたので、これをピンアサインに従ってDINコネクタに繋ぎます。

黒いほうがGNDです

 

②RCAケーブルをDINコネクタに接続します。

ヤマハのCX5Fはおそらく日本のMSXで唯一じゃないかと思いますが、今現在も公式サイトで生産終了品とはいえ情報が掲載されていて、マニュアルも公開されています。CX5Fは性能的にはYIS503と同等ですが、販路としてはパソコンというカテゴリではなく、楽器というカテゴリで扱われていて、楽器カテゴリの販売終了済み製品という扱いとなっていますね。

ヤマハ | CX5F - シンセサイザー・音楽制作 - 概要
https://jp.yamaha.com/products/music_production/music-computers/cx5f/index.html

CX5Fの取扱説明書(検索結果ページ)
https://jp.yamaha.com/products/contents/music_production/downloads/manuals/index.html?l=ja&c=music_production&k=cx5f

ということでマニュアルのピンアサインをもとに、映像、音声x2、GNDを各ピンに接続します。

ヤマハ CX5Fのマニュアルより引用

映像(黄色)は4番ピンに、音声は赤、白を束ねて5番ピンに繋ぎます。映像・音声のGNDは映像・音声2本のGNDを全て束ねて2番ピンに繋ぎます。

こういうとき、いつも迷ってしまうのが、ピンアサインの図面の通りに繋げば良いのか、裏表が逆で実際には逆に繋がなければならないのか、という点です。

この映像コネクタの場合は、ピンアサインで見ているとおりの位置にRCA側のケーブルを半田付けすれば大丈夫なので、わかりやすいです。

あと、やらかしやすいのがプラグのカバーを先にRCAケーブル側に通しておかないと、半田付けのあとにカバーを閉じられなくなります。中の人はこの手の作業をするときに何度もやらかして、半田を付け直す羽目になっていますww

それと、音声ケーブルですが、もし接続先のディスプレイやテレビが音声プラグ1個しか繋ぐところがないようであれば、赤のケーブルはなくして白だけにしてしまっても良いです。もともとモノラルの音声を赤、白の両方に出力しているだけですからね。

③接続してテストします。

半田付けができたらカバーを閉じてCX5Fに接続します。
MSXの電源を入れて映像が映り、音声が出力されれば、めでたしめでたしです。



・・・と、言いたいところなのですが、中の人のCX5Fだと、映像も音声も出ることは出るんですが、映像が結構汚い感じです。文字が読めないとかのレベルではないですし、ゲームソフトで遊ぶ分にもそれほど問題ないですし、素人の中の人には原因も分からないので、とりあえずこれで良しということにしました。

無事に画面も出ましたので、次はCMTインターフェースです。
別記事でおいおい取り上げていきたいと思います。

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