mobileFF's blog: [今更誰得] カシオPB-100のプログラムをPCとやり取りしてマルチプラットフォーム環境を実現する(その1)
の続きです。
次の実験として、PC上で作成したソースコードからCASutilで実機にロード可能なWAVファイルを作成し、実機でLOADさせてみましょう。
10 INPUT "NAME",$
20 PRINT "¥OM<HELLO,";$;"¥HT"
30 GOTO 10
せっかくなので特殊文字のエスケープシーケンスも使ってみましたw
手順は以下のとおりです。
- CASutilのbas730コマンドで、プログラムのソースコードから、WAVファイルを作成します
- 実機にFA-3を接続し、PCのイヤフォン端子にFA-3のEARジャック(黒)を挿します
- 実機でLOADコマンドを実行します
- PCでWAVファイルをダブルクリックして再生を開始します
- LOADコマンドが終了し、WAVファイルの再生も終了します
- 実機でリストを確認して実行してみます
上記のサンプルコードをhello.basなど適当な名前で保存し、変換を行います。
ソースコードをWAVファイルに変換している様子 |
このとき、注意事項としては、ソースファイルのエンコーディングはUnicode(UTF-8)にせず、US-ASCIIやlatin1などいわゆる半角英数字のみのエンコーディングにして保存してください(シフトJISなどでもいいのかもしれませんが、どのみちPBのプログラムに全角文字は使わないので)。
Windowsのメモ帳などもデフォルトではUTF-8で保存されてしまうのですが、そうするとエスケープシーケンスのところがうまく変換されず、中の人がハマって泣きそうになりましたw
エスケープシーケンスの変換に失敗している例。 画面に表示されているソースコードで¥になっているべきところが 「ツ・」のような変な文字になってしまっている |
WAVファイルの再生ソフトは、ダブルクリックしてデフォルトで選択されるツールでもいいでしょうし、録音に使ったAudacityでもよいでしょう。Audacityだと波形も見えるのでわかりやすいですね。
実機でロードされる様子です。もとのサンプルコードのファイル名がSAVE時のプログラム名になるんですね。しかももとのファイル名が小文字だとプログラム名も律儀に小文字のファイル名になるというw
リストを表示してみました。ちゃんとΩも表示されてますね!
もちろん、ここまでくれば実行も問題なしです。ハートマークも表示されてます。
さぁ、これでPBのプログラムの保存性も上がり、開発もひろびろとしたPCのエディタで行えるようになりました。
あとは、PB-SimやPokecom GOとの互換性確保と、できればプログラムリストを特殊文字含めてPC上で表示できるようにしたいですね。
では、(その3)をお楽しみに・・・(中の人にそんなことができるのだろうかw)
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に続きます。
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