[MSX] Z88DKでBSAVE形式のファイルを作る場合に格納アドレスを変更するには #MSX #Z88DK 12月 25, 2023 リンクを取得 Facebook Twitter Pinterest メール 他のアプリ ## Z88DKでBSAVE形式のファイルを作るには Z88DKではコンパイル時にSubtypeを指定することで、様々なシーンに対応したバイナリを作ることができます。 `subtype=disk`と指定すると、通常のバイナリに加えて、BSAVE形式のバイナリも作ってくれます。BSAVE形式はファイルの先頭に識別用のコード1バイト(FEH)、開始アドレス、終了アドレス、実行開始アドレス各2バイトの計7バイトのヘッダがつくのが特徴です。 ## BSAVE形式の格納アドレスを変更するには デフォルトでは、BSAVE形式の開始アドレスは`9C40H`とみなしてバイナリが作られますが、これを任意のアドレスに変更するには、`-zorg`というオプションを指定します。ちなみに、アドレスを16進表記とする場合は、"0x"というプレフィックスをつける必要があります。 ``` zcc +msx -create-app hello.c mymsx.c -subtype=disk -o $1.bin -DAMALLOC -lm -zorg 0xc400 ``` のように指定すると、先頭番地がC400HのBSAVE形式のバイナリを作成してくれます。 実行時には、HIMEMの位置を変更してマシン語領域を確保した後に、BLOADコマンドでロードして実行します。 Z88DKでコンパイルすると、BSAVE形式のファイルは拡張子が`.MSX`となります。 ``` CLEAR 100,&HC400 BLOAD"FOOBAR.MSX",R ``` コメント
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