今どき、旧世代のWindowsを使おうと思ったら、仮想化でやるのが当たり前だとわかってはいるのですが。
古い物理デバイスを使いたいと思った場合、やっぱり仮想化だとやりきれないときもあるので、実デバイスで動く環境も欲しいなあとか思ったりします。
例)パラレルZIPドライブ、SCSI接続PDドライブ等
そんなわけで、オークションで古めのPCを探してみたり、所有していても存在を忘れている古いPCを引っ張り出して、Windows2000あたりを入れてみようとするわけですが、
インストーラは起動するものの、セットアップ開始の画面に行くあたりでブルースクリーンに。
いろいろ調べてみると、Windows2000はインストーラが標準ではSATAストレージをサポートしていないようで、インストーラの開始時にF6キー押下でドライバをロードしてからじゃないと駄目なようでした。
Windows2000の時代はそもそもまだSATAがなかったんじゃないかと思われるので、まあ当然と言えば当然。で、そんな時代のOSですから、少々探さないと対応ドライバは見つけられません。
しかも、SATAドライバもマザーボードの種類によって違ったりもしますので、まずは目的のマシンがどのチップセットなのか、ストレージ用のサウスブリッジは何を使っているのかとか、知らないといけません。
中の人がトラブったのは、
- チップセットが「Intel G35 Express」、サウスブリッジが「ICH8R」のデスクトップ
- チップセットが「モバイルIntel 945GM Express」、サウスブリッジが「ICH7-M」かつHDDがUltraATA100の東芝ノートPC
ここに掲載されている「iata76_cd2kh.cab」をダウンロードして展開すると、"Winall"→"Driver"フォルダにドライバがあります。
あとは、インストーラ起動時にF6押下し「ICH8R」のドライバを選択してロードすればOKです。
後者は、なかなか厄介で、チップセット的にはSATAが標準なんでしょうけど、東芝独自の1.8インチHDDを搭載しているせいか、UltraATA100接続になっています。このチップセット用のUltraATAドライバはあるにはあるのですが、いわゆるドライバFDで使うのに必要なTXTSETUP.OEMという設定ファイルが入っていないため、インストーラ起動時にドライバを読み込めません。
仕方ないので、インストールCD自体にドライバを組み込みます。「nLite」というソフトがそれを簡単にできる定番のようですので、これを使いました。
nLite - Deployment Tool for the bootable Unattended Windows installation https://www.nliteos.com/
ただ、これでドライバを組み込んだISOイメージを作ってUSB等に書き出して起動すると、「使用許諾契約書が見つかりません」的なメッセージが出てインストールが進みません。やむなく、いったんインストーラ全体をFATフォーマットのHDDパーティションを作ってそこにコピーし、適当なDOSを起動してDOSからインストーラ(I386/winnt.exe)を起動してインストールしました。
ちなみに、同じSATAのマシンでもドライバなしで行けてしまう場合もあります。おそらくは、BIOS側でSATAをPATA(IDE)にエミュレーションする機能が入っているんだろうと思われます。また、WindowsXP(SP3)あたりではSATAはサポート済みのようで特にトラブルなくインストールできます。もともと、Core2Duo前期のPCの多くはプリインがXPですからね。
とか言っている中の人ですが、実はまた別のPCで今度は別のブルースクリーン(BAD_POOL_CALLER)が出ていて原因分からずになっていたりして、まだまだ修行が足りないという感じです。
現場からは以上です。
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