[レビュー] UnihertzのTWSイヤフォン「Unibuds」を買ってみた #Unihertz #UnihertzTitan #TitanPocket

数年使っていたTWSイヤフォンがだいぶへたってきたので、買い換えようと思っていたところ、Unihertzから7%オフクーポンというのがメールが送られてきたのと、もともとが値引きしているらしかったので、試しにと思い買ってみました。





オンラインショップでは、$32.99となっていました。$33は直近のドル円でいえば$33 x 130円 = 4290円。プラス送料が1000円くらいだった気がするので合計すると5000円越えになるので決して安くもないのですが、他の有名ベンダーのそれとくらべればだいぶお安いということで。

見た目は、清々しい程の林檎饂飩○クリオマージュです。ケースの形状は違っていますが、装着している様子をぱっと見たら、よほどの林檎マニアでなければ、全員が「林檎饂飩だな」って思う程度には○クってオマージュしてます。

ただ、このオマージュ具合が後に若干の功を奏したり、奏さなかったりします。

Titanシリーズも黒苺のパ○リオマージュだし、って言ったらそれまでなんですが、初代Titanはタフネスデザインにすることでデザイン上、若干の違いは出していたともいえたのですが。

まあUnihertzのQWERTY端末にお布施しているいち信者としては、お寺で破魔矢を買うような感覚で買ってみました。はい、あまりよく調べもせずにポチりました。これが後に若干の後悔につながります。

Unihertzは中国は香港のベンダーなわけですが、日本への発送は大阪あたりに物流拠点(というほど大袈裟ではないかもしれないが)を持っているらしく、国内から発送されるため通関の手続きなどが不要で比較的早く届きます。確か2〜3日で来たんじゃないでしょうか。


ということで早速開封して使ってみました。

Unibuds発売前に発売された機種は、一部アップデートが必要なようですが、基本的にはUnibudsはUnihertzのスマートフォンからは自動認識されるらしく、ペアリングでもたつくことはありません。

初代TitanとTitan Pocketでは普通に認識しました。
ただ、接続する端末を取り替えて使うにはリセット→再ペアリングが必要です。
(リセットはケースに装着して饂飩部分を4回タップ)

認識時に専用感溢れる接続確認画面が出るのも、なかなか良いです。
(中の人は林檎饂飩を持ってないのでわからないのですが、もしかして林檎饂飩もiPhoneで認識するとこんな画面が出るのでしょうか?パ○るならそのへんまでやりそうな気がしたのでw)



音の良し悪しは、評価できるほどの耳を持っていないので控えますが、他に持っているイヤフォン類と比べても、特に劣っている感じはなく、聴いていて不快になる事はないので、オーディオマニアでなければ普通に使えるのではないでしょうか。

ここまでは無難な点のご紹介でしたが、ここからは難点をあげていきます。

まずは、操作系。
Unibudsは饂飩の部分をタッチすることでいろいろな操作ができるようになっているのですが、これが心底邪魔です。



右イヤフォンを1回タッチすると音量UP、左イヤフォンを1回タッチすると音量DOWN、2回タッチでそれぞれ次の曲、前の曲、長押しするとGoogleアシスタントの起動が割当たっています。

林檎饂飩タイプのイヤフォンは初めてなんですが、中の人はピタッとフィットしないので、そのまま装着するとすぐ落ちそうになります。

実際には、つけた途端に落下、とかはないのですが、少しずれると、あ、落ちるかも、となるのでイヤフォンを耳に押し込んだりするわけですが、その度に音量が上がったり下がったり。強めに押し込もうとして少し長めに押し込むとアシスタントが起動してしまいます。

また、このアシスタント起動時に鳴る音が「ポンっ」っていう破裂音みたいなのなんですが、これがうるさいのなんの。そもそもアシスタント必要ないからスマフォ側はOFFにしているのに、Unibuds側のセンサーはその設定に関係なく鳴ります。何の必要もない不快な音が意図してもいない操作で鳴る、というこの最強の不快感。

ここで気の利いたスマートデバイスなら、タッチ操作をカスタマイズできるとか、操作時の音を変えられるとか、タッチ操作をそもそも無効にできるとか、あったりするといいなあと思うわけですが、5000円ちょっとのUnibudsにそんなものがあるはずはないのです。きっと、アップデートを提供するという発想もないんじゃないかと思います。

次に、装着感。

装着していて不快というわけではないのですが、とにかく、中の人の耳の形状には合っていないのか、そのままの状態で装着すると落下が気になって触らずにはおれないので、上にあるような意図しないタッチ操作が連発して、投げ捨てたくなる衝動に駆られます。

まずは、落下防止アイテムでなんとかならないかと思いました。

中の人がそれまで使っていたTWSは饂飩部分がなく、耳の穴にフィットするインナーイヤータイプでシリコンのイヤーチップだったので、落下の心配はなかったのですが、その前の機種とかではイヤーウィングがついていたので、それをつければ落下の心配はないかんじでした。

その手のUnibuds用アクセサリとかはあるのかなあ・・・とUnihertzのオンラインショップに行ってみますが、はい、もちろんそんなものはないわけですね。

まあ、意図してそうしたわけでもないのでしょうが、林檎饂飩の○クリオマージュということは、つまり形状もおそらくよく似ているだろうということが想像できます。中の人は林檎饂飩の実物は持っていないため、ダメ元のつもりでこんなのを買ってみました。3種類の落下防止アイテムが入っていてお試しにはちょうど良い感じです。


現物はこんなかんじです。






結論から言うと、どうもUnibudsの饂飩の直径は林檎のそれよりもやや太麺らしく、落下防止のコードはかろうじてつけられたものの、イヤーフック?の穴には麺が通らずで使えませんでした。




一番期待していたイヤーウィングなんですが、これ、純正か?っていうくらいにほぼピッタリ。今まで使っていたイヤーウィング付きヘッドフォンと同じ感覚でつけられるので、落下の心配はほぼなくなりました。


どんだけパ○ってオマージュしてるんだUnihertzよ・・・

ただし、イヤーウィング装着時の重大な難点として、イヤーウィングがついたままだと、充電台(ケース)に収まりません。



林檎饂飩のケースだと麺を指す感じでしょうから、蓋は閉まらないまでも充電はできるのかもしれないのですが、Unibudsはハウジング?本体部をケースにピタッと収めないと充電されないつくりなので、イヤーウィングをしている限り充電もできなければ蓋も閉められません。

そう、本体形状をこれだけパ○っているのに、ケース形状はなぜか独自にしてしまうという中途半端なことをしてしまった報いですね。やるなら何から何までパクるべきだったのです。そして林檎から訴えられればよかったのです。いや、良くないがw


ということで、着せ替え人形よろしくケースにしまうときだけイヤーウィングを外してケースにしまいます。イヤーウィングもケースに一緒に入れると、蓋が閉まりきらないですが、家で机の上に置いておく使い方なら、まあ充電だけできれば蓋は多少開きかかっていても支障はないでしょう。外出時は面倒臭いですが、お出かけ前と帰宅後、また出勤の方は仕事場に着いて着席したらそこでつけ外しを。

イヤーウィングをすれば、気になって触る→不愉快な誤動作、というコンボが激減するので、まあイライラは激減します。

人によっては、イヤーウィングまではいらなくて、シリコンカバーで摩擦があれば落下しないんだけどなあっていうタイプの方もいると思いますが、そう言う方は上のと同じメーカーが作っているウィングなしのシリコンカバーもあるので、そちらを試してみるのも良いと思います。


最近はイヤーウィング付き運用で安定したので、ほぼ普通のTWSとして使えています。タッチ操作は無効にできるようにしてくれたら、まあ不満はほとんどなくなりますかね。アップデートでの対応を切に願います。

おまけ:Unibudsの写真(Googleフォト)



   
   
   

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