[今更誰得] MegaFlashROM SCC+ SD 512KBを購入 #MSX

昨年12月にCX5F+SFG-01を入手した中の人ですが、そもそも何で入手したのかと言われると、半分は気の迷いですが、もう半分はTINY野郎さんのYouTube動画でSFG-01のパフォーマンスに驚愕したというのが正直なところです。1983年当時のMSXでこんなにスゴい音が鳴るのか~と。で、実機でも是非聴いてみたいと思ったわけですね。

実機で聴くと言ってみたって、中の人はDTM的なことは素人以下ですし、むかーしパソコン雑誌に掲載されていた演奏プログラムのBASICリストをポチポチ打ち込んで演奏させてみたことがあるくらいで、はっきり言って自分で作ってなんとか出来るようなレベルでは全くないですし、やったところで残念な演奏になりそうなのは目に見えています。

実は、TINY野郎さんの動画は全てではないものの、親切にも動画の概要欄に演奏用のプログラムをダウンロードするためのリンクが公開されています。

お、これでCX5FでもSFG-01による実機生演奏(?)が聴けるぞ!と喜んだのも束の間。

これらにはDISK版(ディスクイメージファイル)のプログラムが添付されているものの、DISK版はほとんどのプログラムで、MSX2のVRAM(64KBまたは128KB)を演奏データのバッファ?として使っているとのことで、MSX1のCX5Fでは残念ながら動かすことが出来ないのでした。

先日から実験していたMSXDISKなどで、もしディスクイメージファイルが起動できたとしても、動作はしないわけですね・・・。

しかしながら、MSX1であっても、ROMファイルが提供されていて、「ROM化すれば動きます」とのことなのですね。

ROM化・・・?ROMを焼く?って、どうやって・・・?

TINY野郎さんのアーカイブのREADMEには「MegaFlashROM」というワードが書かれていました。

なるほど、「MegaFlashROM」とかいうガジェットを使って、TINY野郎さんの演奏プログラムを焼けば、CX5Fでも演奏が聴ける!
 

ということで買っちゃいました、「MegaFlashROM SCC+ SD 512KB」です。
 
名前の通り、「書き換え可能なFlashROM」と「SCC互換音源」と「microSDカードインターフェース」と「512KBのマッパーRAM」が1個のカートリッジに全部入っているという、とってもスゴいゴージャスなガジェットなんです。

日本からでも公式サイト(www.msxcartridgeshop.com)で直接購入できました。
支払いはPayPalでした。もう一つがBank Transfer(銀行送金?)なのでまあ事実上無理でしょうということで、日本からはPayPal一択ですね。  
オランダからやってくるようです。
年末年始を挟んだからなのか、COVID19の影響なのかは分かりませんが、到着までに1ヶ月弱かかりました。
トラッキングでは注文完了後3~4日でオランダを発ったことになっていたのですが、そこから3週間近くステータスが全く変化しなくて少々やきもきしました・・・。
実際はどこで止まってるんでしょうね?こういうときは。
 
オーダーフォームでの選択肢


さて、このMegaFlashROMにはいくつか製品バリエーションがあって、microSDカードスロットが「1スロット」か「2スロット」、512KB RAMの「あり」「なし」で4種類ほどあるわけですが、今回はどうせ買うならケチっても仕方あるまいということでmicroSDも2スロットで512KB RAMありの最上位のものを買ってしまいました。

上記ツイートの通り、綺麗なパッケージ(紙製ですが)に入っています。
マニュアル等はついておりません。ブツだけがどーんと入っておりますw

マニュアル類は日本語で翻訳されたものもあり、公式サイトからダウンロード可能ですので、紙のものがなくても正直困らないです。

で、何が出来るのかという話ですが。

1.microSDカード内のファイルにMSXからアクセス可能。

NEXTORというMSX-DOS2互換のOSやDISK BASICで直接microSDカードのファイルにアクセス可能。

2.ROMファイルをFlashROMに焼いて、ROMカートリッジとして利用可能。

TINY野郎さんの演奏プログラムもこれで焼けば動作します。
しかも複数のROMを焼いて起動時に選択することもできます。

3.ディスクイメージファイルを仮想FDDとして割り当て可能。

ディスクイメージは最大9個まで切り替えて利用できるので、複数のFDを切り替えるようなゲームでも対応できる。

4.SCC互換音源搭載

SCC音源が必要なソフトに対応できます。ただマニュアルによるとスナッチャーなどFDD+SCCカートリッジの形態のゲームには必ずしも対応していないらしいです。ここは要検証。



5.512KB RAM搭載

ま、ぶっちゃけ中の人が持っているMSX1で512KBもメモリ使う用途とかないよねっていう気はしないでもないですが、少なくとも32KB以下のマシンはメインRAMが64KB相当になる(はず)なので、貴重なスロットを消費しないのでお得w

ということで、ちょっとずつ試していきたいと思います。


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