背面スピーカーの音が出なくなった→解決 #UnihertzTitan

Titanを使い始めて気づけば1年半が経ちました。

昔は(今も?)ケータイの買い替えは2年サイクルなんて言われてましたが、Zenfone5Zは3年経ちますがまだ全然使えてますし、Titanも故障さえしなければ3年くらいは余裕で使えそうな気がします。

ということでタイトルの件なんですけど、最初、気づいていなかったのですが、あるとき、重要な電話が折り返しかかってくることがわかっていたタイミングがあって、マナーモード解除して着信音が鳴るようにして待っていたんですけど、かかってこなくて、しばらくたっておかしいなと思ったら着信が入ってまして。

あれーっと思ってまたしばらく待つけど、かかってこず、また見ると着信が増えている。

仕方ないので電話にじっと注目しながら待っていたら着信に目視で気付けて事なきを得ましたが、そのときは原因がよくわかっていなくて、あまり気にしていませんでした。

翌日くらいにYouTubeの動画をイヤホンなしで見ていたら、時々音が無音になりました。

最初は、作成者が動画の編集でミスしたのかと思っていましたが、しばらく見ていると完全に無音になってしまいました。でも、イヤホンをつければ普通に聴こえます。

このへんでいよいよ背面スピーカーの不調だと気づきはじめました。

まずは、本体側で正常、異常を認識しているか確認してみます。


Titanでは電話アプリから「*#*#3377#*#*」とダイヤルすると、テストモードのアプリが起動します。

ここで、SINGLE TEST→Loud Speakerと選択して、サンプル音声を選んでみます。当然ながら、失敗します。

ちなみに今回は関係ないですが、通話時に画面が消灯したままになってしまうときも、近接センサー等のキャリブレーションが必要になりますが、そのときもこのモードを使います。前にTwitterで教えてもらいました。

背面スピーカーがおかしいことはハッキリしましたが、音が出ないとなると心配なのは電話で相手の声が聞こえないのではないかという点ですが、受話スピーカーは接続系統が違うので全く問題ないです。ですから電話で話す分には現状でも支障はありません。

ということで本体側からも異常が検出されているので、ハードウェアの故障の可能性が濃厚になりました。もし、スピーカーの部品、回路が物理的に死んでいたら修理必須なので、嫌だなーと思っていました。ですが、以前Zonfone5Zを修理に出した時に、実は内部基盤のどこかの配線が外れていただけだったということがあったので、もしかしてそうだったらいいなあ・・・と思い一旦開腹してみることにしました。

Titanはご存知の通り筐体はネジ止めですから、さしたる難しい手順を踏まなくても、ネジを外していけば裏蓋は外せます。ドライバーはプラス、マイナス以外にトルクスドライバーが必要ですが。

精密機器を分解するのってけっこう緊張しますが、Titanは珍しく?メーカーが公式に開腹動画をYouTubeにアップしていますので、実際に開ける前に様子を想像することができました。


Titan背面スピーカーユニットは本体側ではなく、実は裏蓋側に取り付けられています。おそらくは防水機構のためにスピーカーから奥に水が入らないようにしているのではないかと思われます。そうなると、スピーカーユニットからの電源供給はどうなるのか?ということになりますが、スピーカーユニットと本体基板を通電させる端子が、蓋を閉じることによって接触して通電する仕組みになっています。

もちろん、平常通りキッチリ蓋を閉めれば、この通電機構にはなんの問題もないのですが、ここでひとつスマートフォン特有の問題があるのです。

それは、バッテリーの膨張・・・

この手のデジタルガジェットを使っている人には常識ですが、スマートフォン等のバッテリーは必ずということではないですが、割とそれなりの確率で膨張します。膨張すると当然本来の筐体内に収まらなくなりますから、最悪の場合は筐体が歪んで破損してしまうこともあります。

中の人のTitanの場合、どうもバッテリーが若干膨張気味になってきているようで、それが裏蓋をわずかですが持ち上げてしまっていたようで、本体とスピーカーの端子が離れて通電しなくなってしまった・・・ということのようなんですね。

根本的にはバッテリー膨張が原因ならば、バッテリーの交換が必要なのですが、取次店や代理店がないとするとメーカー直対応になるので、少し躊躇します。

なので、他の手段で何とかできないかと試してみました。



というわけで、完全かつ根本的な解決ではないものの、いったんは背面スピーカーが復活しました。

おかげさまでTitanの寿命が少し延びました。



   
   
   

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