[Titan] 省電力と高速化の設定について整理する #UnihertzTitan


バッテリー容量6,000mAhのお化けバッテリー端末のTitanですが、Twitterなど見ていても、電池がすごく持つ!的な書き込みも散見されます。

でも、実は中の人的には、そんなに持つのかなあ・・・?という気がしていて、省電力と高速化の設定について再度確認してみようと思いました。

Androidの省電力と高速化の現状って?

中の人は基本的にAndroidにそれほど詳しくないので、よくわかっていないかもしれないのですが、中の人の場合、BlackBerry PRIV→Zenfone5Z→TitanとAndroid端末が変わって、全部の端末で省電力・高速化の設定がそれぞれに違っていました。

ここから察するに、そもそもAndroid的には、省電力・高速化設定は標準でこれというものが確立されていないというか、がゆえに各ベンダーごとに工夫を凝らしている部分らしく、端末ごとの違いが大きいと感じる部分です。

BlackBerry PRIVはカスタムな省電力・高速化設定は特になかった記憶ですが、ZenfoneもTitanもそれぞれに独自な仕組みを搭載していて、ほとんど別物という感じです。

で、本エントリがターゲットとするTitanの場合は省電力と高速化関係の設定は大きく以下となります。
  1. App Blocker
  2. Dura Speed
  3. バックグラウンドインテリジェントパワーセーブ
  4. 電池の最適化
もちろん全てがTitanの独自なわけではなく、Unihertz端末を使っている人にはおなじみだったり、中華系の端末によく搭載されているものもあるようですが、そっち系統の端末を触ったことがない人には全然わからないものだらけかもしれません。中の人もそうでした。

また、省電力と高速化というふうに分けてしまったのですが、両者は表裏一体なところもありまして、余計なアプリを動かさないようにすれば動作も早くなりますが、電力の消費も当然それだけ減るともいえます。

ということで、ざっくりと整理してみます。

App Blocker



出し方は、「設定」→「Intelligent assitance」→「App Blocker」です。
App Blockerはアプリケーションの起動やバックグラウンド時に動作し続けることを制限するもので、以下の3つの観点から制限します。

Boot Blocker

ブート時にアプリが起動することをブロックする機能のようです。

Start Blocker

他のアプリから起動されることをブロックする機能のようです。

Background Cleanup

バックグラウンド状態に入ってアプリが使われなくなったり、画面がロックされた際にアプリケーション自体をシャットダウンする機能のようです。

ブラウザでしばらく経って戻るとページが再読込される(シャットダウン後の再起動でタブが復元される動作)ようなケースや、保存していなかった文書などが消えてなくなってしまう、などの挙動はこれをオフすると効果があるようです。

ちなみにこれらの設定は当然ですがアプリごとに行えます。



すべてのアプリについてOFFにする場合は、↑の画面の「On」のスライダーを選択して切り替えれば全体がOFFになるようですが、なんだか気がつくとONになっているという報告もTwitterではちらほら見られます。



Dura Speed

出し方は「設定」→「Dura Speed」です。




Dura Speedはバックグラウンド(今は使っていないが動作している)のアプリの動作を制御することで、フォアグラウンド(今使っている)のアプリの動作を高速化するという仕組みのようです。

おそらくは、Dura Speedは動作そのものを完全にブロックして機能しなくするのではなく、フォアグラウンドのアプリの動作が優先されるように動作のタイミング等を調整するような働きをするのではないかと想像されます。

バックグラウンドアプリを止めたり無効にしたりするわけではないので、ある意味、データが飛ぶとか、アプリ再起動になってしまうなどの危険は少ないのかもしれません。

Dura Speed自体をOFFにするとDura Speedの動作の説明と、「DuraSpeedは一覧にあるオンにされたアプリのバックグラウンドでの動作を制限するものではありません」という、やや意味のわかりにくい注意書きも書かれています。おそらくは、ONにされたアプリはバックグラウンドでの動作が制限されない、という意味なんでしょうか・・・?

全体としては有効にするが、制限から除外したいアプリは個別にチェックするということなのでしょう。



バックグラウンドインテリジェントパワーセーブ

出し方は「設定」→「電池」です。



スリープ等で端末が直接使われていない際にアプリケーションの動作を自動的に制限して消費電力を減らすための機能のようです。インテリジェントというのは裏を返せば、個別に設定しなくても自動でやっておいてあげるよ、という意味かと思われますので、細かい設定はありません。ONにするかOFFにするかだけです。


電池の最適化

これが唯一Androidプラットフォームで標準の節電機能と思われます。が、具体的に何をするものなのか・・・画面が消灯したときにアプリを動かさないようにする、というものらしいのですが。


まとめ

ひとことでいうと、Titanの省電力と高速化設定は、わかりにくいです。

なんというか、とてもモヤモヤするのは、それぞれがいったいどんなことをして高速化や省電力を達成しているのかが全くよくわからないことです。DuraSpeedは高速化に効き目がありそう、App Blockerは省電力もあるけどそもそも起動を抑止して、そのアプリを使いたいときだけ起動するようにするのが目的、残り2つはとにかく省電力を目的に動く、というくらいはわかるのですが、どういう仕組みで何をするかが不明過ぎて、有効にするのがちょっと怖い気もします。

最終的には試行錯誤によるチューニングになってしまうかもしれませんが、基本的に、よく使うアプリはApp BlockerやDura Speedの対象から除外しておくのが無難な気はします。

高速化目的ならともかく、省電力については、Titanはもともとバッテリーお化けなので、気にしなくてもいいんじゃないか?という気もしますよね・・・。

(2020/1/13追記)
記事を書くに当たり参考にさせていただいたページを掲載するのを忘れていました。
以下のページを参考にさせていただきました。

X02HTでただ書き: これは Unihertz TiTAN のバグでは? 《追記あり》
https://x02-haduki.blogspot.com/2020/01/unihertz-titan_10.html

最近「Jelly Pro」で起きた問題:トドのつまりは・・・ V2:So-netブログ https://naniwa-48.blog.ss-blog.jp/2018-12-22-1

Androidで「ダウンロード済みサービス」が勝手にOFFになってしまう現象の解決策 | その日暮らし 
https://platzblog.com/pc_smartphone/andoroid/android-download-service-on-off

【検証】最小スマホJelly Proの節電設定をして、電池持ちにどれほど効果がでるか試してみた。 | follow my heart
 https://follow-myheart.com/archives/2866






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