骨伝導イヤフォンが適したシーンは何かAfterShokz AIRを使って試してみた

骨伝導イヤフォンを衝動的に買ってしまったのですが、どんなシーンに適しているか、実際に使って試してみました。

(1) 徒歩移動中・電車内


歩いて駅に向かう途中などは、気持ち音量を大きめにしておけば、音楽も外部の音も聞こえて、違和感を感じることはありません。

電車内でも聴けないことはないのですが、電車の音が大きすぎるので、ちゃんと聴こうとするとかなり音量を上げないといけません。音量を上げると音漏れが気になってきます。音漏れといっても、普通は電車自体の音の方が大きいので、意識して耳元に近づけなければほとんど聞こえることはないレベルですから、さほど混み合っていない(すぐ隣に人が密接していない)状況であれば、気にならないかとは思います。

まあ確かに、電車内でアナウンスの放送などがあったときは、普通のイヤフォンだと外さないと聞こえないことが多いので、そういうときには便利だと思います。ですが、それ意外のシチュエーションでは、そもそも一人で電車に乗車しているとき(二人以上ならイヤフォンをそもそも使わなくていいでしょうし)に周囲の音が聞こえてもあまりメリットがないというか、中の人は周囲の音をシャットアウトするためにイヤフォンで音楽を聴いているところもあるので、そもそもシーンとしてフィットしないんじゃないかなと思いました。

(2) デスクワーク・家庭


カフェで一人で仕事するノマドワーカーなら関係ないところですが、オフィスでのデスクワークで少なからず周囲との会話が必要な人であれば、普通のイヤフォンでボリュームを小さめにしておかないといけなかったり、そもそもイヤフォンの利用がはばかられる雰囲気だったりということはあると思います。

骨伝導の場合は、周りの人の声も聞こえますので、そういった心配がありませんし、周囲の人にも骨伝導イヤフォンを使っていることが伝わっていれば、周囲の人も安心して声をかけられて、心理的な障壁も減らせるのではないかと思います。

とはいえ、心置きなく大音量で聴くとなると、静かなオフィスであればやはり多少の音漏れは気にする必要がありますし、大音量が実際に耳の中で鳴っていれば、周囲の音が聞き取りやすいとはいっても、その音にかき消されますから、過剰にボリュームアップすることはできませんので、適度な範囲で楽しみましょう。

また、オフィスだけでなく、自宅でイヤフォンをしてゲームや動画を楽しむ場合に、家族からの呼びかけに反応しやすいので、実は家庭での利用というのも有効ではないかと思います。

(3) 自転車乗車時の利用


密閉型のイヤフォンで自転車に乗るのは、周囲の音を遮るためボリュームを小さくしていても大変危険です。骨伝導の場合は、周囲音も聞こえますので、安全性としては密閉型と比べればはるかに高いと思います。しかしながら、自転車での利用も電車内の利用と同じく、そもそも走行時の風の音が耳から結構入ってきますので、音楽を快適に聴こうと思うと、ボリュームはそれなりに上げる必要があります。ですが、そうすると肝心の周囲音が聞こえにくくなるというジレンマがでてきます。ですので、これまたバランスが難しいですが、周囲音が聞こえることを優先した上で、多少音量は小さく聴こえにくいタイミングがあっても、音楽等を聴きながら走りたいということであれば、十分ありなのではないかと思います。

結論としては、

(1) 徒歩移動中・電車内・・・あまり利用意義がなく微妙
(2) デスクワーク・家庭・・・メリットが生かせておすすめ
(3) 自転車乗車時の利用・・・安全優先であればアリ

という感じになるかと思います。



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