DM200でLinuxを動かしてみる #DM200 #pomera



前のエントリで、DM200にLinuxを入れない理由を書いていたのですが、なぜか書いてみると、逆に動かしてみたくなってくるという面倒な性格の中の人です。

というわけで、やはりものは試しということで、インストールしてみました。

正直、中の人のいい加減な説明より、作者さんとか、そのほかの方のブログの方がよっぽど参考になると思うのですが、一応、要点だけ書いておきますね。

弊ブログよりよほど参考になるページ


KING JIM ポメラDM200でEmacs、Vim、Ruby、Pythonが動くなんて素敵すぎる!(ひとりぶろぐ)
http://hitoriblog.com/?p=51448

Linux on Pomera DM200 人柱版その2 – 記録(KESETE.net blog)
https://www.ekesete.net/log/?p=8940



準備するSDカード


最低、16GB以上のSDカード1枚が必要です。

用途は、pomeraオリジナル環境のバックアップと、LinuxのOSイメージの書き込み用です。8GB程度のSDカードをさらに別にお持ちの方でしたら、pomeraオリジナル環境のバックアップは8GBのSDに行い、LinuxのOSイメージを16GBのSDカードにそれぞれ書き込めばバックアップをどこかに待避する手間が省けるので、おすすめかもしれません。

SDカードを1枚で済ませたい場合は、pomeraオリジナル環境をSDカードへバックアップした後に、その内容をさらにどこか他の場所に待避して、それからOSイメージをSDカードに上書きするようにすればOKです。OSイメージをSDカードに書き込むとSDカード上の今までのディレクトリ内容もファイル内容も全てなくなってしまいますから、くれぐれもオリジナル環境のバックアップはお忘れなく。


pomeraオリジナルの環境をバックアップする


まずは、もしもの時に元に戻せるよう、現状のpomeraオリジナルの環境をバックアップします。





一つ注意点としましては、バックアップ手順の説明を読むと、「backupフォルダ」をSDカードのルートディレクトリにコピーするのかと思えてしまうのですが、実は「backupフォルダ」ごと、ではなくて、「backupフォルダ内に格納されている各ディレクトリやファイル」をルートディレクトリにコピーしなくてはダメです。

ちなみにうまくいっていないと、こんな画面になります。



これは、バックアップ用のプログラムが起動しない(何も見つからなかった)場合に表示されるもの(FACTORY MODE)で、SDカードを挿していなくても、例のキーストローク(ALT+右SHIFT+電源ボタン)で表示可能なようです。


Linuxをインストールする


インストーラのzipファイルを展開し、できた dm200_debian_16GB.imgをEtcherなどのツールを使って、SDカード上にOSイメージとして書き込みます。中の人は.imgファイルをおけるだけの十分な空き容量を持ったPCが手元になく、USBメモリ上に展開した.imgファイルからSDカードへの書き込みを行いましたが、その場合、時間はそれなりにかかりますので、気長に待ちましょう。

インストールはこんな画面です。



Linux起動後に、X Windowを立ち上げる


rootでログインしたのち、startxコマンドでX-Windowが起動します。一般ユーザ(dm200ユーザというユーザがあらかじめ作成済み)の場合は、fbtermというシェルをいったん終了(exitコマンド)してからstartxコマンドでOKです。

FACTORY MODE画面もそうでしたが、DM200は実はカラーディスプレイだったんだ!とわかってびっくりですね。


Bluetoothを有効にする


ひとりぶろぐさんはLinuxの熟練者のようで、なるべくキーボードだけで操作を完結させるべく、keynavなどのインストールを行っておられるのですが(実際、中の人も紹介のとおりに入れてみましたが、ひとりぶろぐさんの設定カスタマイズもとてもよくできていて感動しました)、とはいえ、まあやはり使えるなら使えたに越したことはないマウス操作です。

中の人が好きなBlackBerry PassportにはBlue TouchPadという、BlackBerry PassportをBluetoothマウス&キーボードとして使えてしまう面白いアプリがありまして、これを試すことにしました。

まずは、BluetoothをONにしないといけません。

# sudo /opt/bin/bt_switch on

中の人はbluetoothctlというコマンドラインツールを使ってBlackBerryと接続しました。
たぶん、標準では入っていないかもしれませんので、

# sudo apt-get install bluez

などでインストールを行っておきます。
(ちょっと試行錯誤ベースだったので、元から入っていたらごめんなさいです)

# bluetoothctl

scan on でスキャンされるので、一覧に表示されているうち、BlackBerry PassportのMACアドレスを使って、

pair MACアドレス
trust MACアドレス
connect MACアドレス

などのコマンドで接続します。
connectコマンドはDM200側から接続するときに使いますが、BlackBerry側からつなぐことも可能なため、必要に応じて使います。

あとは、BlackBerryでBlue TouchPadを起動し、接続すれば繋がると思います。
一旦つながれば、そう簡単には接続は切れないようです。


Bluetoothでスマートフォンからファイルを受信する


中の人はブログ記事を書くのにDM200を使いたいというモチベーションがあったので、スマートフォンから画像ファイルを転送できるのが結構重要です。

Bluemanというパッケージをインストールすると転送ができるようですが、今のところ中の人はうまく行っていないばかりか、Bluemanを入れたら何故か今まで繋がっていたBlackBerry Passportが繋がらなくなってしまいました。


ということで、Bluetoothによるファイル送受信については一旦断念しました。

とりあえずはここまでです。





  





コメント