[QWERTY] 現代のワープロ is pomera #pomera #DM200

「ワープロはいずれなくなるか?」という質問に30年前のメーカー各社はどう答えた?https://dime.jp/genre/644604/

30年前は、確かにワープロ専用機が普及していて、年賀状もワープロで書いて印刷するのが当たり前な感じがあったような気がします。

当時は異なる機器同士でのデータ交換も同一フォーマットのFDを使えばできたとはいうものの、そこそこ面倒な上に、パソコンも今ほど高性能ではなかったので、文書作成をワープロ専用機で完結するのは、まあ理にかなっていたといえました。

しかしPCが高性能になり、汎用な機械になっていく過程で、ワープロもPC上で動作するアプリケーションソフトウェアのひとつとして取り込まれていき、ついにはワープロ専用機は完全に絶滅し、今ではワープロと言えば「Word」というアプリケーションソフトウェアを指すようになりました。

ですが、PCが汎用になってしまうことによって、逆に一つの作業に集中しにくい、マルチタスクで動作している他のアプリの負荷が、目的のアプリの動作の妨げになってしまうような
シーンも多くなってきました。

そこに登場したのがポメラ(pomera)です。昔と違って文章をパブリックにする際にはWordのようなワープロソフトのフォーマットではなく、HTMLベースであったり、はたまた媒体によってはプレーンテキストのままであったり、文書作成においてワープロの機能は必須とはいえなくなってきました。もちろん、文書の装飾が必要であれば、ワープロソフトにテキストを読み込ませれば、後から装飾することも可能になりましたので、文書作成の最初の段階ではワープロの装飾機能は必要ないですし、もちろん専用のプリンタも必要ありません。

となって、ワープロから文書の装飾関係の機能と内蔵プリンタをそぎ落とすと、そこに残るのは画面とキーボードとテキストエディタです。なのでポメラはテキストエディタとしての機能のみにフォーカスしているわけなんでしょうね。

前の記事で紹介したOASYS Pocket3なんかは、ワープロ専用機から内蔵プリンタだけをそぎ落とし、ワープロ機能は維持しましたが、筐体の感じとか、求められる役割的には、非常にpomeraのそれに近い気がしますよね。

でも、テキストエディタの専用機がワープロの役割に取って代わるようになっているだなんて、30年前にはさすがに想像できなかったでしょうね・・・。



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