[Palm] MIDPアプリで現代スマフォの使い方に少しだけ近づけてみる妄想 #PalmOS

[Palm] 2017年現在、PalmTXからTwitterへの投稿はできるのか http://mobileff.blogspot.com/2017/09/palm-2017palmtxtwitter.html

という記事で、PalmT|Xを現代スマフォの使い方に近づける妄想を書いてみましたが、それ以外の部分でも現代スマフォの使い方に近づけてみる妄想です。

試したいのは
  • Twitterの閲覧、投稿
  • Facebookの閲覧、投稿
  • メールの閲覧、投稿
  • RSSの閲覧
あたりです。Twitterについては、前回BlazerとPalmGateで何とかする方法を妄想してみましたが、今回は別のやり方も。とはいえ、ネイティブアプリで何とかするのはまあ無理なので、以下2つの方法を考えてみます。

(1) Opera miniを使って、Web版で何とかしてみる

Blazerも当時としては良くできたブラウザだと思いますが、やはりモバイルのリソースに適していて、普通にCookieなども使えるOpera miniのほうが、何かと捗るように思います。ということで、Opera miniを入れてみましょう。

Opera miniはMIDPアプリ(Java)なので、MIDPが動く環境を入れなければなりません。
Palmで動くMIDP(Java)環境はIBMのWebSphere Everyplace Micro Environmentというソフトがあったわけですが、今からダウンロード、インストールしてみようとなると・・・これは、過去にさかのぼらないといけませんw ので、web.archive.orgことWayback Machineの出番です。

[雑記] web.archive.orgを使って現在は404になっているページを発掘する
http://mobileff.blogspot.com/2017/10/webarchiveorg404.html

直接行きたい方はこちらからどうぞ。

無事にzipをダウンロードしましたら、ARM4Tというフォルダにある以下3つをインストールします。
  • J9JavaVMMidp20.prc
  • J9JavaVMMidp20_ja.prc
  • JavaVMCheck_jaJP.prc

一方、Opera miniについては、まだかろうじて、バージョン4.2が方々にあるダウンロートサイトからもインストーラ(.prcファイル)がダウンロードできそうですので、いましばらくはWayback Machineに乗り込む必要はなさそうです。

↓一例
https://opera-mini.en.softonic.com/palm

Opera mini 4.2は、安定稼働させるためにはヒープメモリを増やしておく必要があります。
Prefs ⇒ IBM Java VM ⇒ Opera mini と選んで、メインメモリ容量を4MBに増やしておきましょう。4GBじゃないんですよ、4MBですよ笑


起動の様子はこんな感じと想像されます。


FacebookやGMailもOpera miniからWeb版が利用できると思われます。


おそらくは、サイト接続時にOpera mini自体のアップデートを求められると思いますが、バージョンアップ版はインストールできないか、できてもうまく起動しない可能性が高いと思われますので、じっと我慢です。

(2) MIDPアプリで何とかしてみる(WebとメールとRSS)

上で、Opera miniを入れてみましたが、これはPalm標準のアプリインストーラの形式で提供されていたので、インストールが簡単でした。上記でインストールしたMIDPは、これ以外にもJADファイルというインストール設定されたファイルにアクセスし、アプリケーションをダウンロード・インストールすることもできるようになっています。

今回、いろいろなサイトをさまよっていて、たまたまMIDPベースのアプリケーションでPalmでも使えそうなものをいくつか見つけてしまったので、こちらを試してみる妄想です。

PicoMail・・・MIDPベースのメーラです。
 ※IMAPとSSLにも対応しているので、GMailの送受信も可能と思われます。
PicoRSS・・・MIDPベースのRSSリーダです。
PicoWeb・・・MIDPベースのブラウザです。

これらをインストールするには、Blazerで以下のURL(JADファイル)にアクセスします。

PicoMail・・・ http://proxy.picowireless.com/PicoMail/3.5/PicoMail.jad
PicoRSS・・・ http://proxy.picowireless.com/PicoRSS/3.5/PicoRSS.jad
PicoWeb・・・ http://proxy.picowireless.com/PicoWeb/3.5/PicoWeb.jad

例として、PicoWebにアクセスすると妄想すると、こんな感じと予想されます。

まずはBlazerでURLを指定して接続します。


JADファイルのダウンロードを求められるので、Deviceを選んでダウンロードします。

ダウンロードが完了したら「Save and Open」をタップします。

MIDP環境が起動してダウンロードとインストールが行われます。

警告が表示されますが、そのまま「はい」をタップします。

インストールが完了します。

ランチャーから「IBM Java VM」を起動して、アプリ名を選択し「起動」をタップするか、「Pico Web」を直接起動することもできます。

アイコンが設定されていないのでちょっとアレですが、MIDPアプリもこのように直接起動させることも可能です。

メール・Web・RSSあたりが使えると、現代スマフォの使い方に少しだけ近づくことができるのではないでしょうか、という今更誰得のZen of Palmなエントリでした。


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