[BlackBerry] 紛失、盗難の強い味方 BlackBerry Protectを使ってみる #BlackBerryJP

元はといえば、先日10.3.3をセットアップした際に判明した、BlackBerry Protectに追加された「Anti-theft protection」機能って何だろう?というのがきっかけだったのですが。

そういえば、BlackBerry Protectって前からある機能だけど、まともに調べてみたり触ってみたことってないなあ・・・と思いまして、少し触ってみたのです。

まず、端末でBlackBerry Protectを有効にします。
システム設定画面→BlackBerry Protect と選択し、



BlackBerry Protectをオンにします。



ちなみに、↑のスクリーンショットにもありますが、BlackBerry Protectが有効な端末は、Anti-theft Protection(盗難防止保護)によって、もしセキュリティ消去が行われても、元のBlackBerry ID以外ではログインができなくなり、また元のバージョンより古いバージョンのOSを書き込むこともできなくなります。というのは先日の記事に書いた通りですが、



それ以外にも、BlackBerry Protectは紛失・盗難時に強い威力を発揮します。
設定画面にもあった「https://protect.blackberry.com」にアクセスします。

端末と同じBlackBerry IDでログインします。



すると、このBlackBerry IDで管理されている端末の情報と、各種メニューが表示されます。

ちなみに、デバイスの写真の下にあるアイコンで、電池の残量や電波状況を知ることもできます。

「位置を表示」ではかなりの精度で端末の位置を表示させることができます。
下のスクリーンショットは画像を加工してあるので何が何だかですけど、実際はBingの地図(CopyrightがMicrosoftになっているのでおそらく)で表示され、日本語でちゃんと地名駅名店名なども表示されます。

昔のスパイ映画やアニメなどで、発信器をつけてターゲットの位置を補足、などというシーンがありましたけど、今は誰でもが普通にこういうことが出来てしまうんですよね・・・(ただしBlackBerryIDを知らないとダメですけど)。まあ、基地局からの位置情報検出自体はだいぶ前からできてますけどね。


「サウンドを再生」では最大音量で着信音を鳴らして、紛失デバイスの発見をしやすくしてくれるようです。「ようです」と書いたのは、この記事を書いているのが夜中なので、うるさいと嫌なので試していないというのが理由です。実際には紛失していなくても、家のどこかにあるはず・・・というときに便利ですよね。


「メッセージを表示」では、デバイスのロック画面(スリープから復帰したときの画面)に、好きなメッセージを表示させることができます。

と、こんな感じでメッセージを設定すると・・・


こんな風に表示させることができます。自分で自分のデバイスに表示するだけなのですが、紛失・盗難時は適切なメッセージを出すことで持ち主のところに戻ってきやすくする効果が期待できますよね。

その他、デバイスのロックパスワードをリモートで変更したり、端末内のデータを消去したりと、万が一のための情報保全もできるようになっています。

また、「デバイスを管理」タブでは、このBlackBerryIDに紐づいたデバイスを削除(BlackBerry Protectの管理対象から除外する)ことができたり、各デバイスに別名をつけてわかりやすく各端末を管理することができます。

しかしこれだけの仕組みとインフラを、BISが不要になり、個人向けには少なくとも端末代金しか収入がないはずのBlackBerryが維持・管理しているのは、よく考えると結構すごいことですよね。
インフラのベースは法人顧客が支えているのかもしれませんが・・・。

エコシステムとして成立しているのか、興味深いところです。

コメント