[BlackBerry] APKにパッチをあてて「Google Play開発者サービスが必要です」を出さないようにする #BlackBerryJP

BlackBerry OS10でAndroidアプリを動かすときに面倒くさいことのひとつが、あの忌まわしい「Play開発者サービスの入手」ダイアログではないでしょうか。

以前弊ブログでご紹介した対処は「無視して使い続ける」「GooglePlay開発者サービスに依存しない可能性が高いAmazon App Storeからアプリをインストールする」というものでした。



この記事ではもう一つの対処方法として「APKにパッチをあてて『Play開発者サービスの入手』を出ないようにする」という方法をご紹介します。

作者はこの手のハックではおなじみのCobaltさんです。

まずはこちらから、パッチをあてるためのソフト「Play Services Patcher」をダウンロードします。ダウンロードするファイル名は「PS_Patcher-1.4.zip」です。



ダウンロードしましたら、このZipファイルを適当なフォルダに展開しておきます。

次に、このPlay Services PatcherはJavaの開発環境を必要とするため、Java8のJDKをダウンロード、インストールします。

ダウンロードサイトは↓のリンク(またはこちら)から飛べます。




この画面にある、ロゴマーク付きの「Java」と書かれた大きめのボタンアイコン(ボタン下部に「DOWNLOAD」とついているやつですね)をクリックしますと、下のような画面になります。



この「Java SE Development Kit 8u91」というタイトルの下にある「Accept License Agreement」のラジオボタンを選択し、「Windows x86」または「Windows x64」のリンクからインストーラをダウンロードします。

JDKのインストーラについては、基本全部「次へ」としていくだけでOKです。特に途中で設定や記入は必要ありません。

インストール開始画面


インストール中の画面


 インストール完了画面

さて、ではJDKも準備できましたので、ソフトを起動しましょう。

起動直後の様子

まずは、「Paths」タブでJDKのパスを設定します。項目「Applicatoin path」の「java.exe」欄に、インストールしたJDK(java.exe)のパスを指定します。

64ビット版のJDKをインストールした場合は「C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_91\bin\java.exe」を「Browse」ボタンで選択します。32ビット版のJDKをインストールした場合は、おそらく「「C:\Program Files(x86)\Java\jdk1.8.0_91\bin\java.exe」を「Browse」ボタンで選択します。


続いて、「Device path」を選択します。もし、BlackBerryをUSB接続していて、マスストレージなどで直接端末のフォルダにアクセスできる場合は、こちらに端末のパスを指定して、下にある「Copy patched APK files to device」にチェックしておくと、パッチをあてたAPKが自動的に指定したフォルダ内にコピーされるので便利です。
(チェックしなかった場合は、Play Services Patcherのフォルダに「output」フォルダが作られそこにパッチをあてたAPKがコピーされます)

では、次にパッチをあてたいAPKファイルを、画面上部の「Android Package Archive」から選択します。

※インストール済みのアプリケーションのAPKファイルを端末内で作成する方法は、ここでは割愛しますが「APK Extract」のようなキーワードでGoogle PlayストアやAmazon App Storeで検索するとそれらしいアプリが出てきます。



準備ができましたら、画面右下の「Analyze APK File」ボタンをクリックします。このボタンによって、APKファイルの内容が分析され、Google Play開発者サービスが使われているか、回避できるか、などがわかります。


続いて、「Continue」ボタンをクリックすると、Google Play開発者サービスの呼び出しを回避したAPKファイルをビルドしてくれます。


↑このダイアログが出てきましたらできあがりです。完成したAPKは「~-patched.apk」のような名称に代わっています。これを端末でファイルマネージャなどを使い、起動するとパッチが当たったバージョンのアプリがインストールされます。

ただしこの方法も万能ではなく、アプリケーションによっては、Google Play開発者サービスの呼び出しがなくても、まったく問題なく動いている(ように見える)アプリもあれば、Google Play開発者サービスの呼び出しの瞬間にダウンしてまうアプリもあり、このあたりは試行錯誤になってしまうと思います。

とりいそぎ、いくつかですが私の手元で試したうちですと

・問題なく動作し、強制終了がなさそう
 Eight(名刺管理アプリ)、東急ハンズアプリ、Hootsuite

・特定箇所で落ちる
 無印良品アプリ(地図を見ただけで落ちてしまう)
 
こちら、わかり次第追記します。

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