[雑記] レトロなモバイル ThinkPad 560

先日、実家で余生を送っていた休眠状態のThinkPad560が突如、送られてきました。
もう15年から20年は前の機種です。

あまりの懐かしさに、一度起動してみるか、と思い電源を入れてみると・・・
実家にいた時は動いていた気がするのですが、立ち上げるとご覧のようなエラー画面に。
エラーコードは「00173」と「00163」です。




時間が経って、ダメになるものといえばバックアップ電池だろうと思いつつエラーコードと機種名でググると見事にヒット。




見つけたブログの機種は560Xだったり、560Zだったりというおそらく高級機種で、バックアップ電池もCR2032をハンダ付けして…という凝った手順だったりする場合もあるのですが、私の無印560の場合はCR1220という電池で、しかも取り外しも簡単にできます。



ということで、電池を交換して、起動時に時計を設定し直して、無事起動。
Windows95のデスクトップです。WindowsXPですらないんですよ。

ネットワークにつなごうにも、当時はPCカード(PCMCIA)の56kbpsのアナログモデムで繋いでいましたので、PCカードのEthernetカードでも仕入れてこない限り、接続ができません。
まあ、使うとしても、そんな野暮な用途で使う気はないですが・・・。



専用端子の外付けFDDがついていたり、マウスポートがPS/2だったり、USBポートもEthernetポートもなかったり、液晶ディスプレイの明るさ調節用スライダーがついていたりと、かなり時代を感じさせる機種ですね。

でも、キーボードとトラックポイントは、作りもしっかりしていて、今の某中国メーカーのブランドになってしまった今よりも、使い心地が良さそうです。


そして、この当時のPCは、別に一生懸命必死に確認しなくても、ほとんどの機種が普通にMade in Japanなんですよね。このThinkPadはなんとバッテリーもMade in Japanでした。今じゃバッテリーが日本製なんてほとんど皆無ですよね。

思えば、ThinkPadシリーズは、220/535/110(PalmTopPC)も持っていたんですけど、全部オークションで手放してしまったんですよね…

ほんと、若気の至りといいますか、モノの価値がわからない年齢でオークションとか、使うもんじゃないですよね、と後悔するのでした・・・。

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