[雑記] MNOには関わったら負け、の時代になりつつあるのではないでしょうか

最近の当ブログでは割と繰り返し言っている話題になりつつありますが、本当に最近はMNO(Mobile Network Operator:移動体通信事業者。日本ではdocomo/au/softbank/UQを指します)のやり方、打ち出す施策ともに酷いというか、顧客を舐め切ったものが多く、本当に呆れるばかりの状況です。

特に、この手の話題は数年前だとソフトバンクの独壇場だったわけですが、最近は、徐々にau、そして今年に入ってから特にdocomoにと、3大キャリアすべてがもう客を客と思っていないような状況になってきています。

自分のTLからいくつか気になるツイートをピックアップしてみました。
ショップで知らないオプション契約させられる、知らないうちにいらない周辺機器の分割払いを組まされる的なやり口は、もうdocomoでも十分に起こりうるわけです。docomoがそうということは、もうショップで下手に契約すると何をされているかわからないと思ったほうが良いということを意味するでしょう。


最近は、どこのキャリアも、解約時のしつこい引き留めはなく、むしろ一刻も早く手続きを済ませるべくせっせと処理してくれるようで、本当に場合によっては5分くらいで解約が完了します。私はここ1~2ヵ月の間にdocomo/au/softbankの3キャリアすべてで解約orMNP手続きを実施しましたが、どこも引き留め、余計な勧誘なしでした。MNP転出は若干の引き留めはあるようですが。

しかしながらその裏で、↑のような改悪を行うわけですね。解約月の通話料が日割りじゃなくてよいという根拠が全く不明過ぎて、もう本当に心底意味が分かりません。総務省はこういう改悪施策こそ、きっちり呼び出して厳重注意すべきなんじゃないでしょうかね。


そして、ドコモはあろうことか長期利用者の優遇施策のひとつであるはずのポイント還元率を税抜き→税込みに変更するという厚顔無恥な暴挙に出ました。

現状の税率8%でも、従来のポイントの価値が約8%減少するわけなんですが、ドコモのこざかしいのが、税込みということは、もちろん近い将来の消費税増税も当然見据えているわけで、最終的には顧客のポイント価値を約10%減らすといっているに等しいわけですよ。

こんなことを一方的に言い出すキャリアのことなんて、誰が信用するんでしょうか。


そしてドコモの極めつけの詐欺まがい施策は端末価格設定の○ンチキでしょうね。


月々サポートだとかいう、2年縛りと引き換えに得られる端末代金の割引を全て使うことによる「実質価格」を、相場価格と同等に設定しているわけです。これは結局のところ客のフトコロではなくて、キャリアのフトコロが痛まないよう「月々サポートの割引額を実質0円」にする、客を馬鹿にしきった価格設定を平気な顔でやっているわけです。

Nexus5XのGoogle直販の価格が、海外と日本で1万円以上違うという話もあるのですが、これはドコモの設定した、ドコモの都合による「実質価格」の水準にGoogleが合わせたからだという噂もあるほどです。

こんなコスイやり方をしている各キャリアは毎年数千億レベルの利益を出しているわけです。3キャリアの料金プランも施策もほとんど横並びになりつつあり、ほとんど独占禁止法違反、公然とカルテルが組まれているに近い状態です。

別に、端末なんてSIMフリーで気に入ったのを買えばいいし、端末の購入は一括払いじゃなくても、クレジットカードあるなら分割払いにすればいい。SIMも別にMVNOで気に入ったところを契約すればいいし、今の電話番号引き継ぎたかったらMNPだって使える。

もちろん、MVNOで契約したって、MVNOからMNOへの接続料とかは支払われるわけで、完全にMNOから離れることができないことは重々承知してますよ。それは当たり前。でも、間接的には避けられないとしても、直接MNOとの契約をしないことによって、嫌な気分を味わうことも少なくなるし、精神衛生的にもスッキリすると思います。

コメント