※私自身はHD6(FireOS4.5.5)しか所有していないため、他のFire端末でこの方法が使えるかは未検証ですが、おそらく適用できるのではないかと思います。
Kindle Fireといえば、言わずと知れたAndroidベースのFireOSを搭載しており、多くのAndroidアプリがそのまま動作するのが強みのひとつであり、同時に、たまに動かないAndroidアプリがあるのが弱みのひとつでもあるという機種です。
実は個人的にFireを買ったら利用したかったのがスカパー！オンデマンドの視聴アプリでした。
しかし、これが動かないんですね・・・。
アプリは起動しますし、番組の選択とかまでは順調にいくんですが、肝心の動画が再生できないというなんともストレスフルな挙動になってしまっています。
幸いにもスカパー！オンデマンドはPCからでも見ることができますので、PC版のサイトを"PCの"ブラウザで開けば、アプリがなくても視聴はできるのです。
しかしながら・・・スカパー！オンデマンドのWeb上での動画再生はFlashを利用しています。もちろん、ご存知の通りAndroidではFlash Playerの提供は打ち切りになっておりますし、FireHD6にも当然Flash Playerは搭載されておりません。
ここで、以前ならば、
・Flashを動作させることができるブラウザとしてドルフィンブラウザ
・Adobeが配布している少し古めのFlash PlayerのAPKをインストール
・ドルフィンブラウザでFlashの動画を再生すればOK！
・・・というのが王道パターンの解決法だったらしいのですが、スカパー！オンデマンドはどうもFlashのバージョンもチェックしているらしく、肝心の動画再生ページで、「Flashをインストールしてください」バナーが出てしまって認識してもらえないんですね。
↑「Flashをインストールしてください」バナーが出たら再生できない！
そこで、FlashFoxというブラウザ（Flashにネイティブ対応したFirefoxの意味なんでしょうか）をインストールしてみます。
残念ながらFlashFoxはAmazonのアプリストアにはおかれていないらしく、検索しても出てきませんでしたので、手元のWX10KなどでいったんGooglePlayからインストール→ApkExtractorでAPK抽出→FireHD6にファイルを送り→受け取ったAPKをインストールという手順でインストールしました。
ドルフィンブラウザの場合はあくまでもFlash Playerは別にインストールして利用する形式ですが、FlashFoxは最初からFlashを内蔵しているので、インストールの２度手間がありませんし、もしかするとFlashのバージョンも新しいものに対応したものが入っていたりするのでしょうか。
また、スカパー！オンデマンドをブラウザで見る場合には対応ブラウザが限定されており、Kindle Fireその他の亜流Androidタブレットだと、非対応端末という扱いになって先に進むことができなくなっています。
FlashFoxにも「PCサイトモードで見る」というメニューがあるのですが、これを選択してもなぜか非対応端末扱いになってしまいます。
そこで、UserAgentを変更するアドオン「Custom User-Agent String」を入れます。
FlashFoxのメニューから「ツール」→「アドオン」と選択すると、アドオンの一覧ページが出ますので、ここから「Browse all Firefox Add-ons」をタップします。
そうすると、アドオンの検索ページが出ますので「User Agent」などのキーワードで検索し「Custom User-Agent String」を見つけてインストールしてください。
インストールしたら、次にUser-Agentの設定を行います。
先ほどのアドオンの一覧ページを表示し、表示されている「Custom User-Agent String」を選択します。
するとアドオンの設定ページが表示され、「OPTIONS 」というところにUser-Agentの入力欄がありますので、ここにPCのブラウザを示すようなユーザーエージェントを入力してください。
例：「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; WOW64; rv:22.0) Gecko/22.0 Firefox/22.0」
私の場合は「( )」の中の文字列の赤太字の部分だけを書き換えましたが、それで動作しました。
これで、スカパーオンデマンドの動画も視聴できるようになると思います。めでたしめでたし。
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