Androidに慣れきっていると、アプリインスト、アップデートの際にいろんな権限を「許容しないとインストールできないから許容せざるを得ない」のが当然と思っちゃうけど、#BlackBerryJP は権限はユーザー側の意思である程度コントロールできるんですよね。この違いは地味に大きい
— MobileFF (@mobile_FF_) 2014, 2月 4
Androidでも、KitKatではパーミッションをユーザー側である程度制御できる機能があるようなのですが、一部のバージョンのみの提供に留められているようです。
BlackBerryのアプリケーションは、OS7時代からそうだったと思いますが、アプリケーションに与える権限はユーザー側で取捨選択することができるようになっています。
こちらがBlackBerry OS10用のアプリをインストールする際に表示される画面、
そしてこちらが、BlackBerry OS10にAndroidアプリをインストールする際に表示される画面です。
違いがわかりますでしょうか?
BBOS10のアプリは、アプリケーションが求める権限について、チェックボックスがついていて、権限を与えるかどうかはユーザーに選択肢があります。しかもチェックを外したからといってインストールができなくなるということはありません。
一方で、Androidのアプリは、アプリケーションが求める権限を列挙し「全部認めてインストールする」か「ひとつでも了承できないものがあればインストールを中止する」というどちらかの選択肢しかありません。
Androidアプリの場合、良さそうなアプリケーションだな、使いたいな、と思っても、なぜこのアプリにこの権限が必要なのか不明なものが要求されていたりすると、本当は不安があるけれど、やむを得ず承認してインストールしてしまう、ということになりがちです。
Androidではアプリのインストール時にユーザーに対してアプリが要求する権限をリストアップして見せてくれます。これによって、一見すると可視化され明示された情報がユーザーに提示され、ユーザーにその選択の主導権があるようにも思えるのですが、結局のところ「使いたかったら承認するしかない」という行為を繰り返すうちに、権限の有無を気にしても仕方ないので、気にも留めない「良く訓練された」ユーザーが育成されることをかえって助長しているのではないかとすら思えます。
ユーザー自らが主体的に権限の付与を選択し、その効果を実感することでセキュリティーに関するリテラシーも醸成されるのではないかと思いますし、何よりBlackBerryのようにユーザー側で権限選択ができると、精神衛生的にも安心してアプリケーションが使えますよね。
BB、Android両方のアプリが動くBlackBerryQ5を使うようになって、この違いをより強く意識するようになってきました。
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