[MobileChinaFree] モバイル・チャイナフリーの必要性について改めて考える

「iPod nano」充電中に火花、経産省が調査(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090515-OYT1T01046.htm

経済産業省は15日、米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod nano(アイポッドナノ)」が充電中に過熱して火花が出る事故が先月30日に東京都内であったと発表した。

 この機種ではこれまで、バッテリーに原因があると見られる事故など計17件が報告されており、同省で詳しい原因を調べている。

 製品の型式は「MA004J/A」。輸入元のアップルジャパンでは、バッテリーの過熱などの申告があった場合は交換に応じている。


まあ、売れている機種であることを差し引いても、17件ってちょっと普通じゃないですね。

私がAppleの製品を買わないのは、店頭で確認した限り、Apple製品はほぼ全てが中国製(Assembled in Chinaと書いてあるが、Made in Chinaと一緒)だからです。

私がネットブックを買わないのは、店頭で確認した限り、ほぼ全てが中国製(Made in China)だからです。

なぜ、Appleの製品はスペックに比して安価なのか?
それは中国製だからです。

なぜ、ネットブックはスペックに比して安価なのか?
それは中国製だからです。

ネットブックは、一目見てそれと分かる質感の安っぽさがありますから、価格相応な感じもありますが、Appleの場合は質感にも気を遣っていて、それが人気のひとつの要因でもあると思います。つまり質感を保つために相応なコストをかけているわけで、ということは、外から見えない内部はどうなのか・・・そんな心配もしてしまうわけです。
だからなおさら、Apple製品は怖いです。個人的には、ですが。

そして、こういった事故の原因となっている「バッテリー」や「ACアダプター」は、上記のAppleやネットブックだけではなく、ほとんど全てに近い割合で、中国製です。なので、これを避けていたら、モバイル製品はなにも買えない、となりかねません。

私の家にあるモバイル製品にしたって、ACアダプターで中国製じゃないのはLOOX Uだけ(インドネシア製)。バッテリーで中国製じゃないのはEMONE、Ades、LOOX Uだけ(ともに日本製)。まあこれでも多い方だと思いますが。

モバイル・チャイナフリーの道は険しいですが、消費者もメーカーも、もっと真剣に考えるべきときじゃないのかと思います。

メーカーによっては、自社製品がMADE IN JAPANであることを強調していながら、ネットブックだけはやっぱり中国製でした、っていうパターンも多いです。これって、消費者を欺いていることにならないでしょうか。

消費者にしても、安いもの安いものと追究してしまいがちですが、「安かろう悪かろう」という言葉を、もう一度よく考えるべきだと思います。なぜ、そんなに安いのか?のカラクリは、実は企業努力とか技術革新とかじゃなく、コストの安い国でコストの安いなりの品質で生産しているだけ、という単純至極なことなのかもしれないのです。

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